Big Jones - Mambo (Timchandells)

ID O-0635
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18,000円(税込19,800円)

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Very Very Rare !
50’s後期にリリースされた
Bad Instrumental Tune !!!

出だしから勢いがあるインスト曲で、
MamboとCalypsoなどが融合されたアレンジが
めちゃカッコ良いです。
思わず身体が動き出しますね。
演奏は、”Orkest Van Eddy Vervuurt”



B面は、同アーティストによる別曲。
「Big Jones - Par’ Bo Mambo」
こちらの面もVocal曲で、
A面よりもややテンポを落としたVocal曲。

資料によると、
この盤と同じカップリングで、
78回転のSP盤もリリースされており、
その盤でのタイトルは、”Par’ Bo Mamboではなく、
”Lied”とクレジットされています。
(オランダ語で”歌”という意味だそうです)
レーベルは”Parbo”で、
名付けられた理由が2つの意味があるそうで、
1つは首都の”Paramaribo”の名前から来ており、
もう1つはスリナムで有名なビール
”Parbo Bier”だそうで、
実際にレーベルの色・フォントも
そのビールを同じだそうです。
当時ビールのCMにも使われ、ヒットしたそうです。

「Parbo bier is lekker bier
Parbo bier is beter bier ~」
Parboビールは美味しいビール、
Parboビールの方が美味しいビール〜
と歌っています。
Bad Vocal Tune !!!


この盤の正式なリリースの時期は不明ですが、
資料によると、曲は1957年に発表と記されています。


余談ですが、
この”Big Jones”というアーティストは、
スリナムの名ピアニスト兼バンドリーダーの
“Eddy Vervuurt”が率いたローカルバンドで、
Vocalを担当していたそうで、
日中は漁師とソーセージ売りをやっていたそうです。
(“Jones”は芸名、”Big”は彼のがっしりした体格から
きているそうで、”Kawina”というドラムの
スペシャリストだったそうです)

レコードの資料には載っていませんが、
このローカルバンド ”Orkest Van Eddy Vervuurt”は、
“Kaseko”や”Kawina”といったスリナムスタイルの
Carib Flavorのレコードを何枚かリリースしており、
オランダが統治していた影響で、
言語はオランダ語か、
もしくは現地のスラナン語で歌われていたそうです。
(ジャマイカのパトワのようなもの)


バンドリーダーの“Eddy Vervuurt”は、
1928年にスリナムで生まれ、
音楽一家で、父はピアニスト、
叔父の1人はギタリスト兼作曲家、
もう1人の叔父はヴァイオリニストであったため、
幼少期から音楽を叩き込まれたそうで、
その頃からピアノは弾けたそうですが、
音符の読み方を教わらず、
読むことができなかったそうです。
若干19才の時にはオーケストラのリーダーになり、
中等教育終了後にオランダに渡り、
アムステルダムの音楽院で
ピアノの演奏と作曲や指揮を習得し、
アムス滞在中には
オランダのラジオ番組
”De WEST”の音楽を作曲したことで
スリナムの音楽を芸術として
扱ってもらえるようになり、注目されたそうです。
そして”Edwardo y su Orquestro Rhytmico”を結成、
オランダとその周辺国の高級な会場でのみ演奏し
絶大な人気を誇ったそうです。

スリナムに帰国後は、
民族音楽学校の責任者を務め、
1967~72年まで
”スリナム・フィルハーモニー管弦楽団”を指揮、
作曲家・バンドリーダー、
オーケストラの指揮者等で活躍すると同時に、
父親と共同設立した、
地元のラジオ局 “Radio Apintie”を通じて
スリナムの文化を広めたそうで、
地元のアーティストを積極的に招致、
インセンティブを渡すことにより、
アーティストの生活水準を上げさせることに尽力、
レコードから得た収益の一部を
参加アーティストに配分し、
1回の公演が終わっても、
彼らが経済的な恩恵を受け続けられるようにするにし、
アーティストのレベルを向上させ、
リスナーがその音楽を聴き、さらに興味を持つという、
まさにWin-Winな関係を構築したそうです。
(おそらく前述の”Big Jones”も同じだと思います)
(当時スリナムではアメリカ音楽とJazzが主流で、
作曲家もアレンジャーもほとんどいなかったそうです)

彼はスリナムのFolk Musicを果敢に取り入れ、
他の作曲家達にも影響を与えたそうです。
スリナムの音楽界にも多大な貢献をしたそうですが、
59歳で惜しくも亡くなっています。
(“Radio Apintie”ページに掲載された
彼のBiographyを抜粋・要約)



両面最高です!
Double Sider !!!
知る人ぞ知る、珍しいObscureなレコードです。
MamboなどLatin Musicがお好きな方や、
ジャマイカ以外の国の音楽に興味のある方、
インスト好きの方や、
何か踊れる曲をお探しの方等には
是非チェックしてもらいたい1枚。
大推薦盤!!!



Condition :
[A面] VG ~ VG(OK)
盤の見た目は、うすいスレ・スリキズあります。
音の方は、全体的にうっすらジリ、
出だしの無音部分でうすくプチノイズありますが、
音の抜けが良く、良好です!
(試聴で確認してください)
レーベルに書き込みあり。
[B面] VG(OK) ~ VG+
盤の見た目は、うすいスレ・スリキズあります。
(A面よりも少なめ)
音の方は、全体的にうっすらとジリ、
出だしの無音部分でうすくプチノイズありますが、
音の抜けが良く、良好です!
(試聴で確認してください)
レーベルに書き込みあり。
Suriname Press ?



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